収集されていた偽薬

 目薬の効能が評判を呼ぶと、偽薬が沢山生まれたと聞いていました。その実態はよく分かった居なかったのですが、先代が集めた資料を見せてもらいました。その数15種。中には特許許可書も。良く見ると、京都だけでなく全国で偽薬があったことが分かります。すべて、当家の目薬に関係があるように偽装されています。それだけ、「めあらひ薬」は全国に名が知れていたということです。

薬事新聞の記事のスクラップも、見つかったのでご紹介。正露丸で有名な大幸薬品の記事も目に入ります。営業を断念した理由の一つに、目薬を自分で水で薄めて作る、この工程が薬事法に引っかかったようです。薄め方(水の量)によっては濃度が違う目薬ができる。それでは薬効に差がで、効能が違うではないか?とのご指摘(指導)です。