千年の水脈「京都」

図書館で借りた本の紹介です。京都の地下に大きな水がめが埋まっている話しから始まり、水をどう活用して千年の都が営まれたかが解説されています。
特に、葵祭で有名なカモ大社(上賀茂神社、下鴨神社はもともと一つの神社だった)は天皇が平安京に移る前、奈良時代から祭りを行っていたようで、その祭りは「水」に関係していた。カモの神は”雨風を支配する力があった”と言うことです。地図を見るとカモ神社があるところは京都の要、賀茂川が生活を握っていることは明らかです。
そして、神泉苑と御所、そして下鴨神社は一直線上に並んでいます。この3つの水は「見えざる地下の水道」でつながっていると言われ、代々、天皇がカモ大社を敬い、お参りする理由が分かります。

当家の井戸は3つ、いづれも枯れてしまっています。聞くと阪急が河原町まで工事した結果、水が湧かなくなったとか。京の地下に水がめがあるようなら、電車の高さ分掘り進めたら復活するのかと思うのですが、ご近所で井戸が復活したという話しは聞かない。
修繕

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