壁板の補修に着手
今年一番の補修作業です。プロが足場が作れないと避けている作業で、どうしたものかと考えていました。夏場は屋根の上は灼熱地獄、秋になって天気が良い時にしようと決意し取組んでいます。
まず、手許にある木材を使って足場作成をしてみました。その後、古い壁板の撤去。これが、埃が舞い上がり、錆びついた釘が抜けず悪戦苦闘です。足場が作れていない茶室の上の瓦屋根では、何枚か瓦が割れてしまいました。急がずに、足場を作ってからの作業でないと「瓦が割れる」ことが分かります。
壁板を剥がすと土壁が直に見えます。横木はところどころ使い物にならないので新しいものに交換しました。ピッチは?適当で昔の人のおおらかさが分かります。
土壁が落ちているのか、もともと塗り込まなかったのか?他にも土壁が落ちているところがあったので、
真砂土にセメントを軽く練りこんだもので補強しています。
今回、壁板専用に加工された部材を使わずに、安い杉板を使って貼り直そうとしています。安いのでカンナ掛けをして防腐塗料で下塗りしています。重ね部分を切り込もうと作業したしましたが、手間なのとベースに防水シートを貼るので、この作業は省きました。実は、真直ぐにカンナ掛けするのが大変なのが理由でもあります。
作業を2日行って写真のような進捗です。週末に雨が降るので透湿防水シートを貼っています。さて、あと何日掛かるだろうか?年内に仕上がってくれればOKです。足場もこれ以上高いものは作れないので軒下まで張り替えるのは無理かな。
仕上がりの色が薄いので塗装は濃い色にやり直したほうが良いかもしれません。
以前ビニールシートで覆った窓は、今回、しっかりとしたものにやり直そうと思っています。