昔はすべてが「障子」窓だった

以前の投稿で窓にプラバンを貼ったとあげました。左の写真は修復する前の状態で、白いボードがボロボロになり雨風が吹きこむ状態でした。よく見ると、このボードの裏に障子格子が見えます。こんなところに障子?と思っていると。これも以前紹介した「引窓」ですが、今はビニールシートになっています。聞くと以前は障子(紙)だったそうです。外に面し、雨風が当たるわけですから、当然雨の後は「金魚すくいのぽい」のようにボロボロになります。手代さんが、その都度貼り直していたそうで、想像するだけで苦労が分かります。

京町屋の窓はガラス窓はなく、全て障子=紙だったということです。ガラス戸に変えるのではなく、障子の面影が残るように”白いビニール”で貼り直すというのが良いようです。

修繕

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