手水鉢

手水鉢

 庭に手水鉢(ちょうずばち)が要素要所に設えてある。これは手洗い用もあろうが、茶室があるので「つくばい」も兼ねているのだろう。



蹲


つくばい(蹲踞、蹲)とは日本庭園の添景物の一つで露地(茶庭)に設置される。茶室に入る前に、手を清めるために置かれた背の低い手水鉢に役石をおいて趣を加えたもの。

さて、水を常時溜めているために問題が一つあります。蚊の発生です。止水を放置するとボウフラが発生します。手水鉢や蹲は目に見えるので、蚊が発生することはない。目に見えないところ、そう雨水桝でボウフラが発生します。


当家の庭には井戸があり、今は使われていないのだが、おそらく井戸の中には止水が溜まったままになっているだろうか。*左の写真の左奥に井戸が見えます。

夏になると蚊が沢山発生すると聞きました。

建物の改修を進める中で、維持管理をする為にこの蚊対策も入れておくことにします。

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