耐震診断調査の結果が出ました

9月に実施した「耐震調査」の説明がありました。まだ全部が出そろってなく、前段として母屋と文化教室部分の結果を聞きました。結論は震度六の地震に耐える建物ではないという厳しいものです。ただ、よく説明を聞くと、京町家は普請がしっかりとしていても、横方向の揺れには弱いことが分かります。対策としては、
1,2階部の床に火打を入れ、しっかりとした床にする。
2,屋根を軽くする。
3,構造壁を設ける。といった改修を行う必要があります。
詳細な図面も起こしていただいたので、今後改修工事を進めていくうえで参考にしながら、段階的に改善していきたいと思います。

この半年間、建物の各部を見ながら、手に負える改修を進んていましたが、重要な腐食部分があることが判明しました。(なぜか気づかなかった箇所です)

北西の角の軒が腐食し、軒柱から外れています。サイドから見ると通し柱も各所で痛んでおり、取り替えないといけない状態でした。二階の床が落ちるかもしれないわけですから、これは最優先事項です。早速見積をとりたいと思います。

たしかに、かなりひどい状態です。壁板を直した時に養生してほしかった。