雛飾り

雛飾りを出すのが遅くなりました。蔵から出すタイミングがなかったことと、そして一番飾りつけのことを知っている先代が昨年の秋に亡くなり、闘病の間しばらく気持ちの余裕がありませんでした。
このままでは途絶えてしまう風習なので、気持ちを切り替えて雨の晴れ間の一日に頑張って運び出しました。
ところが、いざ組み立てようと思ったのですが手順や飾りつけの詳細が分かりません。雛飾りが写っている写真を出してきたり、家族総出でああでもないこうでもないと記憶を辿り何とか昼までに形になるところまでたどり着けました。
よく見ると、金屏風と菱餅がありません。蔵の中を再度調べてみましたが「見当たりません」。骨董屋に騙されて持ち出されたのでないか?ということですが、詳しくは不明です。
時間をおいて探すとします。

飾りつけについてメモが残っていました。

全て木箱に納められています。
雛人形は大正から昭和の初めに作られて物のようです。かなり立派で作りがしっかりとしています。
これからも大切に残していきたいと思います。
金屏風が見つかりました。箱書きが違っていたので見落としていました。

京町家「井上清七薬房」をもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。

