工事の模様7

12月に入り寒気の中、職人さんたちは暖もなく頑張って作業をされています。

作業は北壁の焼き板貼りが終わり、足場が外れていました。

虫籠窓の左官工事は細かい塗作業を繰り返し行っています。どれだけ塗り重ねるのか?現代工法からみると大変で時間がかかる作業です。

傷んだ状態を知っているだけにきれいに仕上がっている作業を見ると、職人の手作業に脱帽です。

一階部分は格子戸の修正作業などが進んでいます。古いものをできるだけ活用し、傷んだ個所を補修しながら調整されていました。年内には大工作業は終わるそうです。

以前の格子は固定されており、取り外しが難しかったのですが、今回は着脱ができるような仕上げになりそうです。

このほか電源工事が並行して進んでいます。古い引き込み線やブレイカーなどの機器を取り替えます。接触不良が見つかったNTTの引き込み線も新しく取り替えています。

工事は遅れ気味で1月末までには完工しそうにないようです。建て替えではなく復元工事は予定通りに進まないことが起こります。終了後、絵本屋さんを移動させるよていですが店の内装を仕上げる作業もあるので、ゴールは来年の春以降になりそうです。


京町家「井上清七薬房」をもっと見る

購読すると最新の投稿がメールで送信されます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

当家の庭

前の記事

吉祥草