庭に咲く花

気温の上昇に合わせて草木の芽が動き出し、花も咲き始めました。

野路庭ではなく裏庭に咲く花を紹介。

ハナニラ

丈夫な外来種で、道端でよく見かけます。見た目が可愛い花ですが、放置すると除去するのが手間な花です。今のところはこの一角だけなので、間引きや駆除はしばらく様子を見ることに。

ハナニラの並びに

スノードロップ

雪の残る時期にいち早く開花するため「待雪草(マツユキソウ)」とも呼ばれる。

スノードロップの主な花言葉は「希望」「切ない恋」「慰め」「逆境の中にある希望」です。

これらの花言葉は、ダムとイブが雪で凍えそうになっていたところを見た天使が、雪をスノードロップの花に変えたという旧約聖書の話が由来だといわれています。

この花も外来種ですが「待雪草」という和名をいただいています。雪のしずくのような花姿と、雪の中で健気に咲く様子に由来しているそうです。

次に母屋(北棟)の裏庭に沈丁花に続いて咲く花がありました。

ハナズオウ(花蘇芳)

この花、葉が出る前に、赤みを帯びた紫色の小さな花を密集して枝につけます。

「ハナズオウ(花蘇芳)は江戸時代に渡来し庭木としてよく利用されています。花言葉には、「目覚め」「喜び」「豊かな生涯」。マメ科の落葉低木で晩春の季語で和歌では

「植木市にて求めたる花蘇芳妻に折らるる聖金曜日」

というのがあります。

一方、調べると「蘇芳」という奈良時代に渡来し赤色の染料の原料として用いられた樹もあります。

こちらは染料としての利用度が高く短歌に歌われているのは

草間時彦の「愚直なる色香の蘇芳咲きにけり」

と色香を主としています。色香とはどんな匂いなのだろう?!


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