煙突の一部が落下
先週大きな音と共にハシリのおくどさんの上に「落下物」が落ちてきました。幸い大きな事故にはならなかったのですが、どこから何が落ちて来たのか?原因は何なのか?いづれにしても困ったことが起こりました。

落下物を清掃しながらよく見てみると煙突の一部の様なものがあったり、瓦の破片があったり、多くは土壁の砂のようです。
チリ取りが一杯になるほどの量です。
上を見上げると

煙突の一部が落下したことが分かります。
この煙突は土管の周りに土で養生した珍しい煙突です。
当初はおくどさんを復活させようかと思うこともあったのですが、煙突掃除をしてカマドを使用できるまでにメンテナンスすることに躊躇していました。
この煙突、外のキャップが無くなり雨水が吹き込み、ところどころひび割れがありました。屋根の木部を見ると水が沁みている跡が残っています。大屋根の修理もしっかりしないと不味いことが分かります。
さてどうしたものか。煙突の破損個所は屋根から直せるものではないので、内部に足場を組んで修理することになります。
どこまで修理したものか、思案のしどころです。
とりあえず、写真を見る限りこれ以上大きく破損しそうにないので、落下事故が無いように物を整理することとしました。

落下物の直撃に合いそうな布袋さんは避難させました。

雨が降るとポタポタと雨漏りがします。大きく屋根が破損しているわけではなさそうです。
方針としては
1,おくどさんは復活させない
2,煙突は貴重なので塗り作業を足場を組んで行う
3,できれば、内部の壁補修に合わせて行いたい
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