六道参り

初日なのでメディアの取材がありました

お盆が近づきました。東山にある六道珍皇寺まで高山槇を貰いに行ってきました。

六道珍皇寺のあるこの地は、平安時代は墓所の鳥辺山の麓でその入口付近に位置したことから「六道の辻」と呼ばれ、冥界との境とも信じられていた。
お盆には冥界から帰る精霊は、必ずここを通るとされてきたため、8月13日~16日のお盆の前の4日間、7日~10日に精霊(しょうりょう)を迎えるため、京都の人々は必ずこの寺にお詣りする習慣ができたという。
精霊は槙(まき)の葉に乗って帰ってくるとされ、この期間、参道には高野槙(こうやまき)を売る店が軒を並べる。
参詣者は水塔婆に先祖の戒名を書いてもらい、迎え鐘を撞き、水塔婆を賽(さい)の河原)と称する地蔵尊宝前にて、高野槙で水回向する。
宗派を超えた京都の古式ゆかしい習慣が千年の昔より今も続く。

六道の辻はあの世とこの世の境。故人をお盆に自宅に迎えに来るためにこのお寺に参ります。

二回鐘を鳴らします。

もらって帰った高野槇は仏壇に飾りました。


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