「六神丸」を販売していた
古い資料を見ていて気付いたことがあります。
写真の「売薬受売許可書」を見ると、これは目洗い薬ではなく「六神丸」の委託販売を請け負っていたことを表していると、気づきました。
恐らく店頭販売ではなく、目洗い薬の流通にのせて利ザヤを稼いだのだろうと考えます。
でも、他の商品ではなく「亀田利三郎の六神丸」なのか、他に扱っていたものは見当たらないので何か特別な関係があったのだろうか。疑問が残ります。


六神丸を販売していた亀田利三郎商店は今も京都にあります。
会社の歴史を見てみると創業は明治27年。当家が販売を委託されたのが明治28年ですから立てあげ時に支援したような経緯があったと思われます。
六神丸とは
六神丸は、古来より和漢の強心薬として知られている伝統的な民間薬の一種です。主に動物性生薬(麝香、牛黄など)を配合しており、動悸、息切れ、気つけなどの症状に効果があるとされています。
とあります。
家庭薬の商いを行っていたところが消えていく中、頑張っているおられることに敬意を払います。

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