目隠しの簾

露地庭に「簾」が以前かかっていました。

この簾は日よけが目的ではなく、奥にある「厠(便所)」へ行く客人の目隠しが目的のものだと理解しています。この写真は10年以上前の写真で、現在は「簾」は劣化破損したため、撤去し掛かっていません。撤去したのは3年前で「客人も無く、厠の利用も無いので新調することはないだろう」と先代と話し放置していました。

「厠」は戦後すぐに「物入」に改修しています。

ホームセンターで簾が店頭に並ぶ季節になり、ふと掛けてみようかと思い一枚だけ購入してみました。

丈が60センチあり長すぎます。この半分の長さでないと合いませんね。簾屋さんに特注しないといけないようです。と言っても「茶室の復活まではまだ先なので待っておきましょう。」

後日、ダイソーで購入した簾を使ってみました。これでもいいかな?と思っています。


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