雨漏りが酷くなってきた

秋の長雨の中「雨漏りが酷くなってきた」と連絡がありました。母屋と離れの間の屋根部分が痛んでいるために以前から雨漏りがあった箇所です。以前は、居住している部分の雨漏りしか気づかなかったのが、みんなで建物全体を見ていく中で「雨漏り箇所」に意識が行くようになったのかもしれません。今のところ簡単には直せないので「バケツを置く」こと以外できません。

6月から雨漏りや樋の修理は3箇所行い、物置と逗子二階の雨漏りと元ヒカリニワの樋のオーバーフローを確認しているところです。

1,物置は足場がないと作業できないし、今後の利用が見込めないため、解体し部材を活かすほうがよいと考えています。
2,母屋と離れの逗子二階接合部の雨漏りは、屋根修理のときに直すとして、これ以上、壁の崩落が起きないように雨水を逃がす手立てを考えます。
3,元ヒカリニワの雨樋が原因の雨漏りは、腐食部分が大きく修繕箇所が広範囲に亘ります。一応、拡大しないように対策をとっているので順次改修作業に入ろうと考えています(なかなか作業できていませんが)。

お化け屋敷と言われた建物群ですので、細かく見ていくと課題満載です。


2は、その後、屋根に上り確認しました。瓦は大丈夫です。横からの吹きこみで雨が入り込んだようです。トタンで開口部を覆うと大丈夫なので、次回対応してみます。


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