離れ(南棟)格子復元に向けて

現在「えほんや福」の営業スペースとなっている離れ(南棟)の一階外壁をモルタル・ガラス戸から格子に戻そうと検討しています。母屋(北棟)については創建時の姿が残っているのですが、南棟は戦後に外部貸しをした経緯から改修が行われ外観、特に1階部について町家としても面影を無くしています。

以前から文化教室の入口ドアを改修しないといけないと考えていたのですがアルミの玄関ドアではいよいよ不釣り合いになっていくと悩んでいました。

この夏行われる母屋の景観重要建造物指定を受けての改修に合わせ、離れも往時の姿に戻すことができないかと思うようになってます。

以前のブログで格子戸が見つかった報告をしました。

今回、軒下の状態を探ってみました(壁を剝ぎました)

まず、天井から

この木は軒を支える桔木(はねぎ)というものではないか?左側を見ると壁板も綺麗に残っています。ということは化粧べニアを剥がすと地が出てくると言うことになります。

次に床下

こちらはコンクリート土間になっていました。

古道具屋さんで横引きの玄関ドアにあたる格子戸が見つかるか、新たに大工仕事で作れると「復元」に近づきそうです。

先の「開かずの間」の雨仕舞いを決めると方向性が見えてきます。

ここから先は私の手には負えないのでプロにお願いしましょう。


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